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2011年長崎UBF、コロサイ人への手紙、その6 --> 問題紙

たゆまなく祈りなさい

Messenger:MSN.David

御言葉:コロサイ人への手紙 4章2節~18節
要 節:コロサイ人への手紙、4章2節 「目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。」

コロサイの人々に書いたパウロの手紙は、読めば読むほど、福音がぎっしり詰まっています。パウロが最後の最後に、彼の知恵と力を持って記録した、見たこともない人々への福音のメッセージです。その一言は「キリスト」です。見えない神様の形をし、この世に現れ、私たちの罪のために十字架につけられ死なれ、復活によってその力を明らかにし、聖霊を持って私たちとご一緒される方、私たち信者の主・イエス・キリストなのです。この方によって、私たちは力づけられ、知識に満たされ、完全な大人となり、ついには天の御国に預かるものとなったのです。この福音が、聖書に記録されたメッセージであり、最後の最後に、監獄で、その愛する弟子・テモテとともに、コロサイの人々のために記録したものです。

パウロが夢見た信者の正しい姿は、体のわがままに生きている、特に、貪欲のままに生きている偶像崇拝者たちが、神様の裁きから逃れ、神様と和解し、神のものとなり、なおかつ立派な大人になることです。正しい信者とは正しい大人であり、それはキリストに属することにより実現されるのです。生きておられ、私たちと共にし、私たちを弁護し、私たちが立派な大人として、この世において生きるものとなり、神様の栄光を現し、なおかつ、ついには神の国にたどり着くこの世においては旅人として生きること、これがパウロの福音に基づく、信者の正しい姿です。

パウロは今日の御言葉を通して、そのような信者になるためには、立派な大人として、神様の栄光を現すものとして、神の御国を相続するものとなるためには、救われたものとして何が必要なのか、教えています。

4章2節「目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。」とあります。救われた信者が、神様とかかわりを持つようになった信者が、神様の御言葉を持ってその心に喜びと神様への親しみを感じ取っているものが、その喜びの救いを、神に属している姿を完璧に成し遂げ、大人になるために必要な要素は「目を覚ますこと、感謝すること、たゆみなく祈ること」だと教えています。

目を覚ますとは寝ないことではなく、寝ていても緊張を緩めない寝方をすることです。寝ていたとしても目をさました時には目指すべきことを取り戻すことです。信者にとって目指すことは「キリスト」です。キリストの魂であり、キリストの支配を願うことであり、キリストの聖霊により導かれることを求めることです。信者はいつも、このような形で目を覚ましているものです。

もう一つは感謝を持って祈ることです。つまり、信者は祈る人です。もし信者が祈らなければ信者とは言い切れません。もう信者ではないのでしょう。祈りは信者の必需品であり、信者の呼吸ともいわれるものです。信者は祈りがなければ死んだものです。ですから、パウロは信者となったコロサイの人々に「祈りなさい」と勧めています。しかし、その祈りの仕方についてパウロは二つの条件を付けています。一つは感謝を持っていのることです。祈りをする基本姿勢には感謝が必要であることです。祈りができるようにしてくださったことへの感謝の気持ちを持つべきです。祈りの課題があるとしたら、感謝を持って祈ることです。つまり、これらの祈りを聞いてくださることへの感謝を持って祈ることです。私たちは様々な祈りをします。学生は良い成績のために、良い就職先のために祈ります。職場でも良い友人関係を持つことができるように祈ります。私の場合はUBF教会のために、子どもたちのために、家族のために、また、英語や研究のために祈りをしています。しかし、これらの祈りをするときに、感謝を持って祈るべきであるとパウロは教えています。つまりこれらの祈りを聞いてくださる神様への感謝を持つべきであると言っています。ヨハネの福音書6章を見ると、イエスさまも、5千人を前にして食べ物がない問題で祈りました。弟子たちはいろんな否定的な話をしました。しかし、アンデレが持ってきた五つのパン、2匹の魚を見られて、祈りました。五千人に五つのパンなんて、二匹の魚が何の役にも立たないことを知っていましたが、感謝しました。そして祈りました。その祈りは感謝をもった祈りでした。長崎UBFのために祈るときにも、聖書勉強をする兄弟、姉妹たちを与えてくださっていることを感謝を持って祈り、タイに、東京に、アメリカに宣教同労者を派遣してくださったことを感謝を持って祈るべきです。A君が最近、聖書勉強に励み始めたことを感謝を持って祈るべきです。Sがキャンパス生活において溶け込んだことを、良い友人関係を持っていることを、D君とA君とY君が学校生活に頑張っていること、ちびっこたちが元気に一日一日を過ごしていることなどを、感謝を持って更に、具体的に祈るべきです。聖書勉強を始めたばかりのA兄弟のために、S姉妹のために祈るべきです。何よりも、私たち一人一人を親身になって見守り、助けてくださっている神様に感謝を持って祈るべきです。さらに、今受け持つすべての使命を全うできるように祈るべきです。感謝があるとき、祈りが進みます。感謝があるとき、祈りの実が見えます。感謝があるとき、祈りする気になります。

また、パウロはその祈りが「たゆみなく祈る」べきであると教えています。たゆむとは鉄などが引っ張ると細くなり、最後には切れてしまうことを指します。このような形で、祈りも細くなり、祈ることがないように、祈り続けるよう勧めています。たゆまなく祈るべきです。その時に、神様の答えが見えますし、神様からの答え方を確認することができます。私たちが祈る、祈りの課題はたゆまなく祈るときに、実現されます。その実現は私たちの力ではなく、神様の力によるものです。私たちに求められるのは、感謝を持って、たゆまなく祈る、根性です。これが信者の根性なのです。信者に求められる姿なのです。

パウロはこのような祈りを勧めたのち、次のように言っています。「同時に、私たちのためにも、神がみことばのために門を開いてくださって、私たちがキリストの奥義を語れるように、祈ってください。この奥義のために、私は牢に入れられています。」パウロは祈りの支援を求めています。これを見ると、祈りは聞かされます。しかも、祈りの支援は効果があるのです。私たちが個人の祈りの課題を持って祈ることはもちろん、人のための祈りも聞かされるのです。考えて見れば、私は高校時代、聖書の言葉を聞くたびごと、うそつきの言葉以外には理解できませんでした。教会の牧師や伝道師たちの親切さは確かなものでしたが、聖書は嘘のように聞こえました。しかし、今のような聖書の言葉が感動的に聞こえるのは人々の祈りのお陰であります。多くの人々の祈りが聞かされたからです。神様への祈りは聞かされます。神様への願いは聞かされます。その祈りは実現に向けて卯木き出されますし、ついには何らかの形で実現します。最近、アブラハム君が高校に入ったことをきっかけに、子どもたちと英語勉強を始めています。祈りを持って取り組むべきです。祈りは必ず聞かされるからです。

パウロの切なる願いは、「この奥義を、当然語るべき語り方で、はっきり語れるように、」なることでした。そのために、パウロは人々に祈りを求めていました。「祈ってください。」「私がこの奥義を、当然語るべき語り方で、はっきり語れるように、祈ってください。」私たちはどんな祈りの課題を持っていますか。………。これらのために祈りました。祈りは聞かされます。感謝を持って祈りましょう。たゆまなく祈りましょう。神様が実現してくださったときに、喜びを持って感謝しましょう。

最後に、パウロは信者が信者でない人々にどのような態度を持つべきであるのかを教えています。5節をご覧ください。「外部の人に対して賢明にふるまい、機会を十分に生かして用いなさい。」外部の人とは信者でない人々、教会に通ってない人々を指します。彼らには賢明にふるまう必要があります。賢明にふるまうとは知恵を持ってふるまうことを指します。その都度その都度、神様の知恵に従ってふるまうことです。心の中身までを裸で見せながら愚かに話すことをやめて、賢明にふるまうべきです。そして、チャンスがあればキリストを伝えるべきです。信者としての喜びを伝道すべきです。そのためにはどんな態度を持つべきでしょうか。6節「あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味のきいたものであるようにしなさい。そうすれば、ひとりひとりに対する答え方がわかります。」言葉には親切さを忘れず、塩味が効いたように話すべきです。親切な言い方、塩味の聞いた言い方のために祈るべきです。

私は今日の御言葉を準備しながら、特に、信者でない人々には賢明にふるまうように、また、言葉がいつも親切で、塩味の聞いたものになるよう努力すべきであると感じました。正直に話すことも、賢明にふるまうべきであり、どんなときにも言葉には親切さが、また、その言葉には塩味が効いた形になるべきであると感じました。親切に、塩味を感じてない今までの生き方を振り返り、これらに力を入れるこれからの一日、一日になるよう祈ります。

7節からパウロは多くの同労者を紹介しています。また、聖書を互いに読み返すように勧めています。私たちが多くの同労者を紹介し、互いに聖書を読み返す信者となりますように祈ります。

ハレルヤ

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Last-modified: 2020-12-26 (土) 22:07:23