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2010年長崎UBF、ペテロの手紙第一、その6 --> 問題紙

愛し合いなさい

Messenger:MSN.David

御言葉:ペテロの手紙第一、4:1-11
要 節:ペテロの手紙第一、4:8「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。」

ペテロはこの手紙を通して、信者がどのような生き方をとるべきであるのかを、教えています。妻に夫に従順するように、夫には妻を尊敬するようにと勧めました。制度に主権者に従うようにと、しもべたちは横暴な主人にも従うようにと勧めました。それは人や組織や主権や権力等のすべての上にすべての主権者となられる神様への信頼を置くためでした。神様はそのために、私たちを信者として召してくださいました。イエス様も同じく、神様への信頼を裏切ることができず、十字架の苦しみを受けられたのでした。神様はそのイエス・キリストを、主の主、王の王として高くあげられたのです。

そして、ペテロは今日の御言葉を書き記しています。

4章1節、「このように、キリストは肉体において苦しみを受けられたのですから、あなたがたも同じ心構えで自分自身を武装しなさい。肉体において苦しみを受けた人は、罪とのかかわりを断ちました。」ペテロは私たちの信仰の模範がイエス・キリストであると、はっきりと記録しています。私たちは誰を信仰の模範としているのか、自分自身を省みる必要があります。ある信者のことを指し、このような信者がクリスチャンであるなら、私は神様を信じることができない、と言っている人がいます。ペテロは彼らに、信仰の模範が人間ではなく、もちろん自分自身でもなく、イエス・キリストであると、信仰の模範を推薦しています。キリストは肉体において苦しみを受けられたのです。同じように、私たち信者もイエス・キリストのような心構えが必要です。現在、神様がおつくりになられた現実を逃げようとせず、苦しみと悲しみを避けようとせず、無駄のように思える悲しみと苦しさを避けようとせず、イエス・キリストが肉体において十字架の苦しみを受けられたように、神様が与えられる、神様の御心により実行される私たちへのすべての計画と訓練を、受ける準備が必要です。神の訓練は悲しみと苦しみで終わるものではありません。その結果は必ず立派な実を結ぶことが計画されているからです。

私たちの体は自然体そのものとしては、異邦人たちがしたいと思っていることを行ないたいと願います。「好色、情欲、酔酒、遊興、宴会騒ぎ、忌むべき偶像礼拝など」が私たちの体の願いです。しかし、ペテロはこれらのものは、過ぎ去った時で、もう十分だとしています。これらのものは追い求めて得られるものがないからです。それに比べて現在、主が私たちに与えられる厳しさと悲しみは、逃げることがく迎え撃つとき、しっかりイエス・キリストのような心構えをして臨むときに、立派な神様の目的が達成するのです。信者がこのような生き方をとるとき、周りは喜んで支援するのでしょうか。信者が厳しい環境に向かい、しっかりした心構えで臨むことに感心はしますが、4節で説明しているように、「彼らは、あなたがたが自分たちといっしょに度を過ごした放蕩に走らないので不思議に思い、また悪口を言います。」しかし、今は悪口を言いながら自分たちのことを主張するかもしれませんが、5節のように、「彼らは、生きている人々をも死んだ人々をも、すぐにもさばこうとしている方に対し、申し開きをしなければなりません。」神様の前で、罪の告白をする時が来るのです。当時は、死んだ人々にも福音が宣べ伝えられていたのです。おそらくそれで魂が生かされることは保障できません。しかし、その時はもう遅いと思われても、魂が生かされることへの望みはそれだけ切実なものでした。

ペテロは再び、「万物の終わりが近づきました。」と警告します。信者はどのような生き方をとるべきでしょうか。

第一に、祈ることです。

7節をご覧ください。「ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」祈りは心を神様の前に整理することです。祈りはわがままで身勝手な本性を慎むことです。信者の祈りは書かせることのできないものです。信者が祈らないのであれば、もう信者としての気力が失いつつあることの証拠です。祈るべきです。神様は十分に近づいておられるからです。

第二に、お互いに熱心に愛し合うことです。

8節、「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。」ペテロは祈りの信者にとって祈りの重要性を強調しつつ、これらの祈り以上、いや祈りよりもまず、心の奥底から、熱心に愛し合うことが先であると、言っています。これはコリント人への手紙の言葉を浮かばせます。「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」祈りも信者にとって大事ですし、信仰も大事ですし、将来受け取る神の国への希望も、信者に欠かせることのできない、大事なことですが、それらの中でも一番がなんであるかといわれると、「愛だ」ということです。ヨハネの福音書13章をみると、イエスさまの人生において一番悲しい時期について記録しています。愛する弟子、ユダがイエスを売り払う計画が進み、それを何とかして悔い改めさせようと努力されますが、失敗に終わったとき、もうすぐ、十字架の苦しみが近づいていることが感じられたとき、イエスさまはこう言われます。「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。」

祈りは信者の形を色づけるものです。食事をするとき、祈る人を見ると、信者かもしれない、と思うのです。食事の前で、十字を切る様子を見るときも、私たちはこの人がカトリック信者であることを容易に判断できます。言葉の中に、信仰を重んじ、神様への信頼と頼りを口ずさむ人を見ると、私たちはこの人が信仰人であると判断するのです。しかし、ペテロは今日の御言葉で、祈りの話をしてから次のように言っています。「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。」ペテロは祈りよりも、愛の姿をもって信者の形を色づけるべきであると、言っています。

イエスさまは弟子たちに多くのことを教えましたが、多くのことを語りましたが、弟子・ユダにより十字架が迫っている状況の中で、こう言われました。「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。もしあなたがたの互いの間に愛があるなら、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。」イエスさまは弟子たちに、何よりも大事な、この愛を述べ伝えられたのです。この愛を示されたのです。この愛が、すべてに勝り、この愛がすべての上に立つ、神様の新しい戒めであるといわれたのです。

私は祈りの時間が少なくなったような気がすると、これはいかんなぁ~、と思います。何事も信仰が足りない感じがすると、心を奮い立たせたりします。しかし、考えてみればこの一番大切な「愛」については無感覚な自分を発見します。むしろ、私の心の中の優先順位は、信仰と希望と愛の中で、一番すぐれているのは「信仰」であると言い張っている自分を否めません。しかし、ペテロは言います。「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。」また、パウロは言います。「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」イエスさまも、十字架を目の前にして、自分を裏切るユダを心から愛し、抱きしめながらいわれます。「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」愛は決して絶えることがありません。預言の賜物ならばすたれます。異言ならばやみます。知識ならばすたれます。しかし、愛はいつまでも残ります。いつまでも残るのは信仰と希望と愛ですが、その中でも一番すぐれているのは愛です。愛を追い求めるべきです。

最後に、互いに親切にもてなし合い、つかえ合うべきです。

もてなし合い、つかえ合うということばから、私は容易にCaleb宣教師家庭を思い浮かびます。もでなし合い、つかえ合う、という言葉にふさわしい生き方をとっているからです。それは神様から受けた賜物です。神様は私たち一人一人に他にないた賜物を割り与えています。荒砂兄弟は男が持つべき強い意志が見受けられます。天野兄弟は与えられた仕事への責任感があります。川上兄弟にはチャレンジ精神があります。サラJrには強い責任感が見受けられます。オダ姉妹にはイエスさまへの素直で純粋な愛がありますし、ルデヤ宣教師には心の純粋な優しさともてなし合う賜物があります。サラMSNには私の信仰を奮い立たせる純粋でピュアな信仰があります。私たちにはみんな、一人として他ない神様からの賜物があります。私たちはこれらの賜物を、神様の恵みの良い管理者として使うべきです。語る人があれば、神のことばにふさわしく語り、奉仕する人があれば、神が豊かに備えてくださる力によって、それにふさわしく奉仕すべきです。それは、すべてのことにおいて、イエス・キリストを通して神があがめられるためです。私たちは神様の栄光のために作られ、今、ここに過ごしているのです。栄光と支配が世々限りなくキリストにあり、その力が限りなく、永遠に続きますように祈ります。アーメン。

ハレルヤ

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Last-modified: 2020-12-26 (土) 22:07:23