聖書勉強資料 > マルコの福音書の勉強資料(第23講) > 問題紙
御言葉:マルコの福音書12章1節~17節 要節:マルコの福音書12章6節
1. 1節を読んでみましょう。イエス様は誰に向かってたとえを話し始められましたか。ここで「ある人」、「ぶどう園」、「農夫」はそれぞれ何を指しているのですか。ぶどう園の環境と、ぶどう園を貸してもらった農夫たちの特権について、話してみましょう。
- 12:1 それからイエスは、たとえを用いて彼らに話し始められた。「ある人がぶどう園を造って、垣を巡らし、酒ぶねを掘り、やぐらを建て、それを農夫たちに貸して、旅に出かけた。 --
- 誰にたとえを話したか → 祭司長、律法学者、長老たちが、イエスのところにやって来た --
- ある人 --> ブドウ園の主人、神様
ぶどう園 --> ブドウ園、仕事場
農夫 --> 神様のみ技に使えるしもべ --
- 農夫たちの特権 --> ブドウ園をもらった、仕事場をもらった、働く環境ができた、農夫としての特権 --
- ぶどう園 → ユダヤ人、イスラエルの人々、アブラハムの子孫 --
2. 2-5節を読んでみましょう。季節になると、なぜ主人はしもべを農夫たちのところに遣わしましたか。ところが農夫たちはしもべにどんな悪いことをしたのですか。どうしてそんなことをしたのでしょうか。
- 12:2 季節になると、ぶどう園の収穫の分けまえを受け取りに、しもべを農夫たちのところへ遣わした。
12:3 ところが、彼らは、そのしもべをつかまえて袋だたきにし、何も持たせないで送り帰した。
12:4 そこで、もう一度別のしもべを遣わしたが、彼らは、頭をなぐり、はずかしめた。
12:5 また別のしもべを遣わしたところが、彼らは、これも殺してしまった。続いて、多くのしもべをやったけれども、彼らは袋だたきにしたり、殺したりした。 --
- なぜ?こんなことをする? → 主人を知らない、感謝がない、心が高慢、自分が主人だと思う心を持っているため --
3. 6-8節を読んでみましょう。主人にはどんな人がいましたか。最後にご自分の息子を遣わしたのはどうしてでしょうか。しかし農夫たちは主人の息子をどうしましたか。ここで、ご自分の息子を遣わした主人の心について話してみましょう。
- 12:6 その人には、なおもうひとりの者がいた。それは愛する息子であった。彼は、『私の息子なら、敬ってくれるだろう。』と言って、最後にその息子を遣わした。
12:7 すると、その農夫たちはこう話し合った。『あれはあと取りだ。さあ、あれを殺そうではないか。そうすれば、財産はこちらのものだ。』
12:8 そして、彼をつかまえて殺してしまい、ぶどう園の外に投げ捨てた。 --
- どうして、息子を?遣わした → 『私の息子なら、敬ってくれるだろう。』 --
- 神様は最後まで愛してくださったが、農夫は最後まで感謝しなかった。 --
- 主人の心 → 神様の心、最後まで愛し続け、息子まで犠牲を考える
農夫の心 → 最後まで拒否し、高慢な心に満ちた考え --
- なんで、主人は息子を遣わしたのか。 → 関係回復 --
4. 9-12節を読んでみましょう。戻って来た主人は農夫たちをどのようにするのですか。イエス様は聖書のことばを引用して、ご自分がどうなると、言われましたか。イエス様のたとえ話を聞いた宗教指導者たちの反応はどうでしたか。
- 12:9 ところで、ぶどう園の主人は、どうするでしょう。彼は戻って来て、農夫どもを打ち滅ぼし、ぶどう園をほかの人たちに与えてしまいます。
12:10 あなたがたは、次の聖書のことばを読んだことがないのですか。『家を建てる者たちの見捨てた石、それが礎の石になった。
12:11 これは主のなさったことだ。私たちの目には、不思議なことである。』」
12:12 彼らは、このたとえ話が、自分たちをさして語られたことに気づいたので、イエスを捕えようとしたが、やはり群衆を恐れた。それで、イエスを残して、立ち去った。 --
- 家を建てる者たちの見捨てた石 → 礎の石(イエス様) --
- 家を建てる者たちの見捨てた石 → 礎の石(イエス様) --
- 十字架の救いは、不思議なこと、理解できないこと、頭でわかるものではない。
ある時、突然さとる、聖霊の働きでないとわからない --
5. 13-17節を読んでみましょう。彼らは、何のためにイエス様のところにパリサイ人とヘロデ党の者数人を送りましたか。そして彼らはイエス様にどんな質問をしましたか。しかしイエス様は何とお答えになりましたか。ここで「カイザルのもの」、「神のもの」とは何であるのかについて、話してみましょう。
- 12:13 さて、彼らは、イエスに何か言わせて、わなに陥れようとして、パリサイ人とヘロデ党の者数人をイエスのところへ送った。
12:14 彼らはイエスのところに来て、言った。「先生。私たちは、あなたが真実な方で、だれをもはばからない方だと存じています。あなたは人の顔色を見ず、真理に基づいて神の道を教えておられるからです。ところで、カイザルに税金を納めることは律法にかなっていることでしょうか、かなっていないことでしょうか。納めるべきでしょうか、納めるべきでないのでしょうか。」
12:15 イエスは彼らの擬装を見抜いて言われた。「なぜ、わたしをためすのか。デナリ銀貨を持って来て見せなさい。」
12:16 彼らは持って来た。そこでイエスは彼らに言われた。「これはだれの肖像ですか。だれの銘ですか。」彼らは、「カイザルのです。」と言った。
12:17 するとイエスは言われた。「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」彼らはイエスに驚嘆した。 --
- カイザルのものは、 → 国、社会の一員としての義務と働き、返すべきことがある。
かみのもの、 → 神のもの、 --