旧約聖書

新約聖書

パウロの手紙1(テサロニケ人への手紙(第一))

記録時期

紀元50~51年ごろ

背景と内容

これがパウロの手紙の最初のものである。パウロは第2次伝道旅行で、コリントからテサロニケ人にあてた手紙を書く。テサロニケ人への手紙、第一、である。テサロニケへは使徒の働き第17章に記録されているが、15章からスタートする第2次伝道旅行で、パウロはシラスと一緒に行動を共にする。テサロニケは約三週間ほどとどまる。主に、ユダヤの会堂でイエス・キリストの福音を述べ伝えている。しかし、ユダヤ人の厳しい迫害により、人々によってベレヤに送られ、聖書勉強に熱心なベレヤの人々から信者を得る。しかし、テサロニケのユダヤ人たちはベレヤまで来て迫害をしたがために、アテネに場所を移す。哲学の都市アテネで、パウロは何度かテサロニケに帰ることを試みるが、サタンの妨害のため実現されない。(テサロニケ第一2章18節)。パウロはアテネでテモテをテサロニケに派遣し、帰ってきたテモテからのテサロニケ教会の事情を聞き、感謝の気持ちを持って手紙を書き上げる。これが第一で、第二の手紙はその後になる。


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