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Bible Study Material for Special Lecture 002 -->聖書勉強

あなたは祝福となる

Messenger:MSN.David

御言葉:創世記12:1-3
要 節:創世記12章2節「そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。」

今日、選択した創世記の御言葉は、アブラハムがアブラムの時代、つまりまだ信仰の世界に入る前の時代、唯一の神様について知らなかった時代、神様がアブラハムに与えた御言葉です。「その後、主はアブラムに仰せられた。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」ここで、大事な言葉は「祝福となる」です。英語では、「be a blessing」です。私たちは誰でも、祝福された人生を営みたいと願っています。力があれば、更には人々に祝福を与える人生になることが願いの一つです。

2011年、芥川賞に選ばれた、西村賢太(にしむら・けんた)さんは、朝日新聞との取材で「西村さんが読者に届けられることは?」という質問に「ま、なんにもないと思いますけどね(笑い)。読んでくださった方が、自分よりもだめな人がいるんだなと思ってもらえたら、まあおこがましいけど、ちょっとでも救われた思いになってくれたら、うれしいですね、書いた甲斐があるというか。それで僕が社会にいる資格があるのかなと、首の皮一枚、細い糸一本で社会とつながっていられるかな、と本当に思いますね。」と答えました。私たちは誰でも、祝福になる、幸せになることを夢見ていますし、自分が幸せになりつつ、人を幸せにする人になることがあればなおさら幸せを感じるのです。聖書はその幸せ、祝福について、アブラハムにこう言っています。「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」

現代の歴史学者たちは、アブラハムが、BC2000年ごろ、中近東地方に広く暮らしていたアモン人の生活様式に似ていることから、カルデヤのウル(今のクウェイト近く)からハラン(今のイスラエルの近く)の地に移動してきた遊牧民族の一派であるとみているが、創世記の御言葉には彼の詳細な生活が記録されています。聖書には彼、アブラハムのことを、信仰の先祖と呼んでいます。なぜなら、彼がはじめて、唯一の神様への信仰生活をスタートしたからです。アブラハムが生活していた時代、人々は多くの神々に仕えていました。特に、月の神様は太陽の神様が彼らの神であったとされています。この中、アブラハムはすべての必要に満たすことのできる唯一の神様があることを信じ、月の神様でもない、太陽の神様でもない、火の神様や先祖の神様と区別した、唯一の神様を信じました。この行為は、特別なものでした。彼はしかし、この唯一の神様への確信が揺るぎませんでした。

アブラハムは唯一の神様について、当時、シャレム王・メルキゼデクが仕えていた「天と地を作られた方」と同じものと確信していました。聖書の神様はアブラハムが生まれる前から、多くの人々によって崇められていました。しかし、アブラハムが信仰の先祖となったのは、アブラハムの信仰を、信仰の模範としたことを意味します。初代、アメリカ大陸に派遣された宣教師たちの中には、インディアンの神への礼拝行為は、いかにもキリスト教に似ていて驚いていたのだと記録されています。これは私たちの心に、根底に、生まれついた神様への信仰の心があることを意味します。信仰を持ち、信仰生活をするのは特別なものではありません。それが当たり前のものです。しかし、アブラハムが特別だったのは、唯一の神様への信頼が揺るがなかったことです。神様の言葉をつかみ、それに基づいて信仰生活をスタートしましたし、全うしたことです。アブラハムの信仰は聖書の言葉への信頼であり、約束を揺るがないものと確信した言葉です。

「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」

第一に、私たちは誰でも父の家を持っていますが、信仰生活とはこのような父の家を出て、神様が示す地へ行くことです。私の父の家は心配と恐れでした。私の父の家は自分を信頼することであり、自分の体を信頼することでした。神様はこのようなところから離れて、神様が示す地へ、聖書が教える地へ、聖書が方足る地へ行くようにと示されました。その後、私は聖書を勉強しました。聖書は数多くのことを教えてくださいました。「神を信じなさい」と言われた時、私の体や私の信念より、神様の御言葉を信頼する生活を、生き方の基準にするように教えてくださいました。

第二に、神様は私たちに道を示す方であることです。今年、私はたゆまなく祈りをすることを目標としています。祈りを続け、祈りの中で見えてくる神様の道をたどることが目標です。

第三に、神様は神様とのかかわりを続けるなら、その人生を祝福としてくださると、約束しています。

「あなたは、あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」

祝福は何ですか。神様です。祝福とは何ですか。神様がともにすることです。祝福とは何ですか。神様に従って生きることです。その時に、私たちはどんな状況にもかかわらず、神様の平和をもつことができます。


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Last-modified: 2020-12-26 (土) 22:07:23