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2013年長崎UBF エペソ人への手紙 第4章 メッセージ

御霊の一致を熱心に保ちなさい

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御言葉:エペソ人への手紙 4:1-32
要 節:エペソ人への手紙 4:3「平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」

今日の御言葉は、3章の続きで、異邦人の信者が持つべき具体的な生き方を示しています。3章で祈りを持って理想の信者像を示したとすれば、4章は具体的です。それでは具体的な信者像は何でしょうか。

第一に、御霊の一致を熱心に保つことです。

異邦人の教会に通っている人々がどのような理想の信者像があるのかを示したパウロは、具体的に記述します。1節「さて、主の囚人である私はあなたがたに勧めます。召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。」信者は神により召された存在です。神の関心事となったことを意味します。神様がその人生と将来について、行き方や暮らし方について関わりを持つようになったことです。異邦人であっても、ローマ人であっても、奴隷であっても、病弱な人であっても、子どもであっても、男や女性にかかわらず、その人生に関係するようになったことを意味します。そのような信者が関わってくださった神様を考えながら、持つべき人生の生き方のスタンスは、信者同士で御霊の一致を保つことです。2節と3節をご覧ください。「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」

御霊の一致とは英語では「The Unity of the Sprint」と記録されています。霊的に一つになりなさい、と言っています。何故でしょうか。4節からパウロはその理由を述べています。「からだは一つ、御霊は一つです。あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる、すべてのものの父なる神は一つです。」招待してくださった神様が一つなのに、スピリットが一つなのに、信者同士が二つになったり、三つになったり、心が割れたり、お互いに反目し合ったり、分派したりしてはいけない、としています。これを見ると、教会は二つになったり、三つになったり、心が割れたり、反目し合ったり、分派しやすいところであることが分かります。人間が集まっているところです。しかし、教会だからこそ、御霊が一つであるので、その御霊の一致を、教会どうしても作り上げるべきであるとしています。

私は教会の人が教会の中で得られた知識をまとめ、博士論文として提出していることを、隠さずに理由を明らかにしてアンケートを取り、堂々とその内容を事実として公表すべきであるとコメントしました。それが原因で、その方は心に傷を負ってしまったようでした。聖霊が一つ、神が一つなのに、しょうもない博士論文の問題で私は人の心に心に傷を付けたのです。今でも、お互いに大した問題ではないと思っているにもかかわらず、修復には時間がかかるように思います。大した問題ではないのでわざわざ修復を試みてないのも事実ですが、このような小さい問題の一つでも御霊の一致を熱心に保つことが信者同士の正しい姿であると教えられたものです。少々、私と意見が食い違っても、その活動自体が神の中で主を賛美するためであり、方向性が間違ってないのであれば、批判するのではなく熱心に御霊の一致を保つべきです。パウロはそのような姿が信者が持つべき正しい姿の第一徳目であるとしています。

御霊の一致を熱心に保ちなさい。これは熱心がなければ保つことができないことを意味します。つまり、こちらで意思を持って努力しない限り、御霊の一致を保つことは至難の業であるとしているのです。美しい教会像はこのような御霊の一致を熱心に保つ人により作られます。そのような人が一人いれば、その教会は美しいです。日本でも多くのUBF支部がありますが、御霊の一致を熱心に保つ人がいる教会は見るだけでも美しい香りがします。教会は御霊の一致を熱心に保つために努力するところです。その時に、初めて神様の栄光が現れます。

信者には一人一人美しさが異なります。私たちはひとりひとり、キリストの賜物の量りに従って恵みを与えられました。ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであります。更には、信仰の一致と神の御子に関する知識の一致とに達し、完全におとなになって、キリストの満ち満ちた身たけにまで達するためです。信者の一人一人が人の悪巧みや、人を欺く悪賢い策略により、教えの風に吹き回されたり、波にもてあそばれたりすることがなく、むしろ、愛をもって真理を語り、あらゆる点において成長し、かしらなるキリストに達することができるためなのです。キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。

神に召された信者は、謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、特に、信者同士で愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保つべきです。それをもって教会がたてられ、キリストの体が完成します。キリストの体はこのような謙遜と柔和、環境を持って愛の中で完成するのです。愛がなければ、教会は成立しませんし、キリストの体も立てられません。キリストの香りも発せられません。

第二に、新しい人を身に着ることです。

パウロは心の一致を熱心に保つようにと勧めていますが、今度は具体的に話しています。17節「そこで私は、主にあって言明し、おごそかに勧めます。もはや、異邦人がむなしい心で歩んでいるように歩んではなりません。」異邦人はどんな姿をしているので、信者であればむなしい心で歩んではいけませんか。18節「彼らは、その知性において暗くなり、彼らのうちにある無知と、かたくなな心とのゆえに、神のいのちから遠く離れています。」知性を誇り、神様を認めないのが異邦人の姿です。神の存在を認めないことが異邦人の代表です。更には、19節「道徳的に無感覚となった彼らは、好色に身をゆだねて、あらゆる不潔な行ないをむさぼるようになっています。」好色です。これも異邦人の特徴です。しかし、信者の具体的な姿は何ですか。25節「あなたがたは偽りを捨て、おのおの隣人に対して真実を語りなさい。私たちはからだの一部分として互いにそれぞれのものだからです。」

偽りを捨てて真実を語ることです。

私は良く嘘をつく癖があります。昨日も、軽い気持ちである人が「○○人が部屋に来ましたか。何か聞き取りに来てませんか。」と聞いた時に、何となく軽い気持ちで、冗談半分、すぐ、うそをつき「いいえ、来ませんでした」と言ってしまいました。そのあとの反応にも興味があったのですが、私にはしょっちゅうあることです。軽い気持ちでウソをつくのです。昨日、ずっとこのメッセージを準備しながら考えてみると、これはわたしの内面が強くないからではないだろうかと思うようになりました。今年、わたしは内なる人が強くなる、という言葉を今年度の要節にしました。これは私に必要な祈りの課題であることに気づかされ、この要節を下さった神に感謝しました。神様が私に偽りを捨てて、真実を語る癖をつけるよう助けてください。パウロの切なる祈りが実を結ぶことになりますよう、祈ります。

もう一つは、怒っても、罪を犯してはなりません。日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。

怒ることは仕方がないのです。今朝も、子どもに怒りました。しかし、罪を犯してはいけません。罪を犯すとは怒って人を殺すことです。身体を殺すだけが罪ではなく、心や内面を殺すことも罪です。罪を犯すと悪魔に機会を与えます。悪魔は私たちを虜にして、自分の思い通りに私たちの人生を主導しようとします。悪魔に主導権を取られないためにも、怒っていたとしても罪を犯すことはしてはいけません。それが信者が持つべき正しい、具体的な生き方です。

更にに、盗みをしている者は、もう盗んではいけません。

盗みは働くことを拒む行為です。働いた分、受け取ろうとする心を否定する行為です。信者の正しい姿勢についてパウロは、「困っている人に施しをするため、自分の手をもって正しい仕事をし、ほねおって働きなさい。」としています。自分の手を持って正しい仕事をして、骨折って働き、得られた給料で施しをすることを勧めています。パウロは「働く哲学」を持っています。サボって利益を取ろうとする気持ちは泥棒の様子です。サボってゆっくりしようとする心も、根っこには泥棒の心が働いています。信者はこのような泥棒の心を捨てるべきです。骨折って働くことを人生の生き方のもっととすべきです。

最後に、悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。

信者が必要なときに口になる言葉は、「人の徳を養うのに役立つことば」です。そのような話しは聞く人に恵みを与えます。悪口をし、神の聖霊を悲しませてはいけません。信者は、贖いの日のために、聖霊によって証印を押されているのです。無慈悲、憤り、怒り、叫び、そしりなどを、いっさいの悪意とともに、みな捨て去るべきです。お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合うこと、これが信者の具体的でただし生き方です。

愛なのです。信者の特徴は。私たちが自分自身を愛しているように、そのように、他人を愛する信者となりますように祈ります。

ハレルヤ


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Last-modified: 2020-12-26 (土) 22:07:23