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2011年長崎UBF、コロサイ人への手紙、その1 --> 問題紙

いつも祈り、感謝する

Messenger:MSN.David

御言葉:コロサイ人への手紙 1章1節~14節
要 節:コロサイ人への手紙、1章3節 「私たちは、いつもあなたがたのために祈り、私たちの主イエス・キリストの父なる神に感謝しています。」

今日からパウロの獄中書信である「コロサイ人への手紙」を勉強します。コロサイの教会はパウロがエペソで、ある者たちが心をかたくなにして聞き入れず、会衆の前で、パウロが教えて福音をののしったので、パウロは彼らから身を引き、弟子たちをも退かせて、毎日ツラノの講堂で聖書を勉強した時、その勉強会に参加していたコロサイ出身の「エパフラス」により開拓された教会でした。パウロは教会が直面しやすい問題を取り上げ、コメントしていますが、今日の御言葉の内容は、パウロの祈りと感謝する心を現した場面です。

1章1-2節をご覧ください。「神のみこころによる、キリスト・イエスの使徒パウロ、および兄弟テモテからコロサイにいる聖徒たちで、キリストにある忠実な兄弟たちへ。どうか、私たちの父なる神から、恵みと平安があなたがたの上にありますように。」パウロはコロサイの人々を指して、キリストにある忠実な兄弟、と呼んでいます。キリストを信じるために、彼らをパウロの兄弟であると、コロサイの人々を呼んでいます。心が通じること、同じ気持ちになれる兄弟は不思議なものです。1月に家族が故郷を訪れた時、彼らが見せてくれた温かい歓待は何の要求もなく、何の期待もないものでした。ただ、兄弟であるがために行ったものでした。パウロが見たこともない、コロサイの人々を指して「キリストにある忠実な兄弟たちへ」と呼んでいるのは、キリストの信仰により交わした、あの不思議な兄弟関係を、パウロはコロサイの兄弟たちと結んだことを示しています。五日間、アメリカのワシントンDCに行きました。何のかかわりもなければ、親戚も、知り合いもない町ですが、そこにはキリストの兄弟たちがいて、私を歓待してくれました。毎日、車で皇太子のように送り迎えをしてくれました。二日間、飛行機の中で過ごしましたが、三日三晩のワシントンでの生活は、キリストの兄弟たちの中で生活しました。何の要求もなく、なんのしがらみもない、ただキリストを信じる信仰のため結ばれた兄弟関係の不思議さを改めて感じる五日間の生活でした。パウロが見たこともない、コロサイの人々のことを指して、キリストのある忠実な兄弟、と呼んだのは、キリストを信じる信仰が結ばれる不思議な兄弟関係を意識しての呼び名でした。

パウロはその兄弟たちのために、何をしましたか。3節、「私たちは、いつもあなたがたのために祈り、私たちの主イエス・キリストの父なる神に感謝しています。」とあります。これを見ると、パウロはキリストの忠実な兄弟たちのために、「祈りと感謝」の労働を担いました。このような祈りと感謝の動機が何でしょうか。「それは、キリスト・イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対してあなたがたが抱いている愛のことを聞いたから」だと言っています。つまり、キリストへの信仰とそのために生まれた愛の炎が、たゆむことなくつけられますように、祈りました。彼らに信仰を、愛の炎を与えてくださった神様の愛を感謝しました。

さて、コロサイ人たちの信仰と愛はどこから生まれたのでしょうか。そのスタート地点はどこにありますか。5節をご覧ください。「それらは、あなたがたのために天にたくわえられてある望みに基づくものです。」望みにより生まれたのだとしています。6節を見ると、その望みは「福音の真理のことばの中で聞いたもの」でした。ローマ人への手紙10章17節は、次のように言っています。「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。」信仰の始まりはキリストについての御言葉を聞くことからスタートするものです。信仰人を得ようとするならば、キリストについての御言葉を勉強すべきであり、伝えるべきであり、語るべきです。長崎大学にキリストのしもべたちを得ようと、祈りをしています。そのためにはキリストについての御言葉を勉強するグループが誕生すべきです。キリストの御言葉を勉強する時間が設けられるべきです。2011年、長崎大学のキャンパスにキリストの御言葉を勉強するグループが増えますように、キリストの御言葉を勉強する時間が設けられますように祈ります。

パウロはエペソで始まった聖書勉強のグループがコロサイ人にまで至ったことへの感謝と喜びに満たされています。その過程を6節で次のように説明しています。「この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです。」ワシントンに行った時、広大な教会の敷地に広い教会の建物が建てられていましたが、まだ隣の敷地を買い広め、イーストコーストの祈りの部屋を作っていました。うらやましい教会でした。しかし、宣教師たちはみな、センターでの実施している聖書勉強会に忠実でした。私たちをピックアップして、ライドを出すときにも、聖書勉強会を避けて、実施していました。それに優先した行動規範を立てていました。福音が広がり、感謝が絶えないのは聖書勉強のグループが忠実であり、聖書勉強が誠実になされていたからであることを容易に見出すことができました。コロサイの教会が建てられたのも、このような聖書勉強にちなんだ聖霊の働きでした。パウロがエペソで、弁論より、部屋を借りてツラノの講堂で一生懸命に取り組んだ聖書勉強によるものでした。

9節から、信者となった彼らのためのパウロの具体的な祈りの課題が示されています。その具体的な祈りの課題が何でしょうか。

第一に、あなたがたがあらゆる霊的な知恵と理解力によって、神のみこころに関する真の知識に満たされますように、なることでした。

第二に、主にかなった歩みをして、あらゆる点で主に喜ばれ、あらゆる善行のうちに実を結び、神を知る知識を増し加えられますように、なることでした。

第三に、神の栄光ある権能に従い、あらゆる力をもって強くされて、忍耐と寛容を尽くすことでした。

第四に、光の中にある、聖徒の相続分にあずかる資格を私たちに与えてくださった父なる神に、喜びをもって感謝をささげることができますように、なることでした。

そして、最後に神様が彼らになさったことを証言しています。それは、

一つ、「神は、私たちを暗やみの圧制から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださったこと」です。

もう一つは、「この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ている」ことです。


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Last-modified: 2020-12-26 (土) 22:07:23