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御言葉:マルコの福音書9章1節~29節 要節:マルコの福音書9章23節
1. 1-4節を読んでみましょう。イエス様は、いつ、誰を連れて、高い山に導いて行かれましたか。そして、イエス様の御姿はどのように変わりましたか。また、誰がイエス様と語り合っていましたか。イエス様が弟子たちに栄光ある御姿を見せてくださったのには、どんな意味があるのでしょうか。
- 9:1 イエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、神の国が力をもって到来しているのを見るまでは、決して死を味わわない者がいます。」
9:2 それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。そして彼らの目の前で御姿が変わった。
9:3 その御衣は、非常に白く光り、世のさらし屋では、とてもできないほどの白さであった。
9:4 また、エリヤが、モーセとともに現われ、彼らはイエスと語り合っていた。 --
- イエスさまは弟子たちに、新しい概念、キリストのお姿を見せたかった。 --
2. 5-8節を読んでみましょう。このような光景を見たペテロは、イエス様に何を提案しましたか。そのとき、雲の中から何と言う声がしましたか。イエス様の御言葉を聞くことは、どれだけ大切なことでしょうか。
- 9:5 すると、ペテロが口出ししてイエスに言った。「先生。私たちがここにいることは、すばらしいことです。私たちが、幕屋を三つ造ります。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」
9:6 実のところ、ペテロは言うべきことがわからなかったのである。彼らは恐怖に打たれたのであった。
9:7 そのとき雲がわき起こってその人々をおおい、雲の中から、「これは、わたしの愛する子である。彼の言うことを聞きなさい。」という声がした。
9:8 彼らが急いであたりを見回すと、自分たちといっしょにいるのはイエスだけで、そこにはもはやだれも見えなかった。 --
3. 9-13節を読んでみましょう。山を降りながら、イエス様は弟子たちに何を命じられましたか。そこで彼らは何を論じ合いましたか。そしてイエス様に何を尋ねましたか。弟子たちの質問に、イエス様は何とお答えになりましたか。
- 9:9 さて、山を降りながら、イエスは彼らに、人の子が死人の中からよみがえるときまでは、いま見たことをだれにも話してはならない、と特に命じられた。
9:10 そこで彼らは、そのおことばを心に堅く留め、死人の中からよみがえると言われたことはどういう意味かを論じ合った。
9:11 彼らはイエスに尋ねて言った。「律法学者たちは、まずエリヤが来るはずだと言っていますが、それはなぜでしょうか。」
9:12 イエスは言われた。「エリヤがまず来て、すべてのことを立て直します。では、人の子について、多くの苦しみを受け、さげすまれると書いてあるのは、どうしてなのですか。
9:13 しかし、あなたがたに告げます。エリヤはもう来たのです。そして人々は、彼について書いてあるとおりに、好き勝手なことを彼にしたのです。」 --
4. 14-19節を読んでみましょう。イエス様の一行が他の弟子たちのところに帰って見ると、彼らは何をしていましたか。一部始終を聞かれたイエス様は、答えて何と言われましたか。
- 9:14 さて、彼らが、弟子たちのところに帰って来て、見ると、その回りに大ぜいの人の群れがおり、また、律法学者たちが弟子たちと論じ合っていた。
9:15 そしてすぐ、群衆はみな、イエスを見ると驚き、走り寄って来て、あいさつをした。
9:16 イエスは彼らに、「あなたがたは弟子たちと何を議論しているのですか。」と聞かれた。
9:17 すると群衆のひとりが、イエスに答えて言った。「先生。おしの霊につかれた私の息子を、先生のところに連れてまいりました。
9:18 その霊が息子に取りつきますと、所かまわず彼を押し倒します。そして彼はあわを吹き、歯ぎしりして、からだをこわばらせてしまいます。それでお弟子たちに、霊を追い出してくださるようにお願いしたのですが、お弟子たちにはできませんでした。」
9:19 イエスは答えて言われた。「ああ、不信仰な世だ。いつまであなたがたといっしょにいなければならないのでしょう。いつまであなたがたにがまんしていなければならないのでしょう。その子をわたしのところに連れて来なさい。」 --
5. 20-24節を読んでみましょう。イエス様のところに連れて来られた子どもは、いつから汚れた霊につかれていましたか。その霊はその子どもをどのように苦しめましたか。その子の父親はイエス様に何と言って助けを求めましたか。するとイエス様は何と言われましたか。ここで、「信仰」とはどういうものであるのか、を考えて見ましょう。
- 9:20 そこで、人々はイエスのところにその子を連れて来た。その子がイエスを見ると、霊はすぐに彼をひきつけさせたので、彼は地面に倒れ、あわを吹きながら、ころげ回った。
9:21 イエスはその子の父親に尋ねられた。「この子がこんなになってから、どのくらいになりますか。」父親は言った。「幼い時からです。
9:22 この霊は、彼を滅ぼそうとして、何度も火の中や水の中に投げ込みました。ただ、もし、おできになるものなら、私たちをあわれんで、お助けください。」
9:23 するとイエスは言われた。「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」
9:24 するとすぐに、その子の父は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」 --
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「できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」 --
6. 25-29節を読んでみましょう。イエス様は、どのようにして汚れた霊を追い出してくださいましたか。弟子たちが汚れた霊を追い出せなかった理由は何でしょうか。
- 9:25 イエスは、群衆が駆けつけるのをご覧になると、汚れた霊をしかって言われた。「おしとつんぼの霊。わたしが、おまえに命じる。この子から出て行きなさい。二度と、はいってはいけない。」
9:26 するとその霊は、叫び声をあげ、その子を激しくひきつけさせて、出て行った。するとその子が死人のようになったので、多くの人々は、「この子は死んでしまった。」と言った。
9:27 しかし、イエスは、彼の手を取って起こされた。するとその子は立ち上がった。
9:28 イエスが家にはいられると、弟子たちがそっとイエスに尋ねた。「どうしてでしょう。私たちには追い出せなかったのですが。」
9:29 すると、イエスは言われた。「この種のものは、祈りによらなければ、何によっても追い出せるものではありません。」 --