エペソとベルガモの教会に見られた異端の一派(黙示録2章6節、15節)。彼らはバラムの教えに従い、エルサレム会議で規定された偶像に捧げたものと淫行とを避けるべき命令(使途の働き15章20節、29節)にそむき、その拘束から解放されるべきであると主張するが、結局、異端の非道に陥ってしまった。たぶんニコライ宗はニコラスとう異端の教祖によるものであろう。このニコラスがエルサレム教会の執事ニコラオ(使途の働き6章5節)であるとの確証はない。この宗派は3世紀にもグノーシス派の間にみられ、肉体からの解放を主張している。


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Last-modified: 2020-12-26 (土) 22:07:23